酒は飲んでも呑まれるな
2002年11月28日忘年会シーズンでございます。
私も先週、今週、来週、再来週の金曜日と4週連続で飲み会の予定が入っております(下手すると再来週の次の週もだ…;)。
というわけで、明日の飲み会(会社の人の送別会です)に備えて自戒も兼ねて、今年の夏に退職されたKさんの話を書きたいと思います。
Kさん(男性。28歳。既婚。1歳の子供有り)は、普段はちょっとズレたところがあるものの、ほのぼの系のおっとりした方でした。そして無類の恐妻家としても知られておりました。
ある日、皆でちょっと飲んでいた時のこと。
話が弾んで、店を出たのが夜12時近くになってしまいました。するとKさん。
「どうしよう。俺やばいよー。絶対やばい」
「何がやばいんですか?電車ですか?」
「いやー、うちの奥さんに怒られるよ〜。明日
(土曜)、掃除とか洗濯とかしたら許してくれるかなぁ…」
そんな方でございました。
けれど、Kさん。お酒は好きなんですが、度を過ぎて飲みすぎると壊れるというちょっと困った方でもありました。壊れっぷりがもうハンパじゃないのです。
えー、別の機会の飲み会の時。
飲み会の最初の頃は、
「俺、明日打ち合わせあるんすよ〜(だからあんまり飲めないの意)」
と言っていたのに、中盤頃になると、
「打ち合わせなんて強気で行けばいいんっすよねー」
しまいには
「打ち合わせなんか、くそくらえだぁ!」
となってしまいました。その頃には、もう何をしゃべってるのかほとんど分からないほど、ろれつがあやしかった…。
「K君、送っていくから、そろそろ帰ろう。な?な?」
と、彼の先輩が言うと、
「俺は大丈夫っす。まだまだ飲むっすよ。ああん?」
などど言います。しまいには、先輩をつかまえて首を締める始末。皆で慌てて止めに入りました。
これじゃしょうがないから、今日は誰かの家に連れてって泊めよう、ということになり、家に電話することになりました。そこで私がKさんの携帯をかばんから取り出して、
「Kさん、Kさんちの電話番号ってこれですか?ちょっと教えてください。ねぇってば!」
と聞くのですが、Kさんは全然関係ないことをしゃべったり、むにゃむにゃ言うばかりで教えてくれません。おそらくこれだろう、と思われる番号に電話してみたら、ちゃんとKさんちに繋がりました。
電話で話したKさんの奥さんは、本当にすまなそうに
「すみません。よろしくお願いします。本当にどうも申し訳ありません」
と言っておられました。
電話の応対では、そんなに怒ってる風ではなかったのですが(まあ他人に対してはそんなもんでしょうが)、きっとKさんが明日家に帰ったら恐いんだろうなぁ…と思いました。
結局Kさんは、先輩(首を締めた人とは別人)の家に泊めてもらうことになり、大騒ぎをして店を退去したのでした…。
退去するまでも、汚物の始末をしたり、Kさんの服を洗ったり、結構大変だったのですよ、これがまた(泣)。
そんな彼でも皆が見捨てなかったのは、日ごろの彼の人柄のおかげでしょう。
翌日、青い顔をしながら、何とか打ち合わせに間に合うように出勤してきたKさんは、打ち合わせが終わると、次のようなメールを残して早退していきました。
「大変申し訳ありませんが、体調が悪いので、早退させていただきます。すみません」
(昨夜の現場にいた)一同、爆笑でした。
私も先週、今週、来週、再来週の金曜日と4週連続で飲み会の予定が入っております(下手すると再来週の次の週もだ…;)。
というわけで、明日の飲み会(会社の人の送別会です)に備えて自戒も兼ねて、今年の夏に退職されたKさんの話を書きたいと思います。
Kさん(男性。28歳。既婚。1歳の子供有り)は、普段はちょっとズレたところがあるものの、ほのぼの系のおっとりした方でした。そして無類の恐妻家としても知られておりました。
ある日、皆でちょっと飲んでいた時のこと。
話が弾んで、店を出たのが夜12時近くになってしまいました。するとKさん。
「どうしよう。俺やばいよー。絶対やばい」
「何がやばいんですか?電車ですか?」
「いやー、うちの奥さんに怒られるよ〜。明日
(土曜)、掃除とか洗濯とかしたら許してくれるかなぁ…」
そんな方でございました。
けれど、Kさん。お酒は好きなんですが、度を過ぎて飲みすぎると壊れるというちょっと困った方でもありました。壊れっぷりがもうハンパじゃないのです。
えー、別の機会の飲み会の時。
飲み会の最初の頃は、
「俺、明日打ち合わせあるんすよ〜(だからあんまり飲めないの意)」
と言っていたのに、中盤頃になると、
「打ち合わせなんて強気で行けばいいんっすよねー」
しまいには
「打ち合わせなんか、くそくらえだぁ!」
となってしまいました。その頃には、もう何をしゃべってるのかほとんど分からないほど、ろれつがあやしかった…。
「K君、送っていくから、そろそろ帰ろう。な?な?」
と、彼の先輩が言うと、
「俺は大丈夫っす。まだまだ飲むっすよ。ああん?」
などど言います。しまいには、先輩をつかまえて首を締める始末。皆で慌てて止めに入りました。
これじゃしょうがないから、今日は誰かの家に連れてって泊めよう、ということになり、家に電話することになりました。そこで私がKさんの携帯をかばんから取り出して、
「Kさん、Kさんちの電話番号ってこれですか?ちょっと教えてください。ねぇってば!」
と聞くのですが、Kさんは全然関係ないことをしゃべったり、むにゃむにゃ言うばかりで教えてくれません。おそらくこれだろう、と思われる番号に電話してみたら、ちゃんとKさんちに繋がりました。
電話で話したKさんの奥さんは、本当にすまなそうに
「すみません。よろしくお願いします。本当にどうも申し訳ありません」
と言っておられました。
電話の応対では、そんなに怒ってる風ではなかったのですが(まあ他人に対してはそんなもんでしょうが)、きっとKさんが明日家に帰ったら恐いんだろうなぁ…と思いました。
結局Kさんは、先輩(首を締めた人とは別人)の家に泊めてもらうことになり、大騒ぎをして店を退去したのでした…。
退去するまでも、汚物の始末をしたり、Kさんの服を洗ったり、結構大変だったのですよ、これがまた(泣)。
そんな彼でも皆が見捨てなかったのは、日ごろの彼の人柄のおかげでしょう。
翌日、青い顔をしながら、何とか打ち合わせに間に合うように出勤してきたKさんは、打ち合わせが終わると、次のようなメールを残して早退していきました。
「大変申し訳ありませんが、体調が悪いので、早退させていただきます。すみません」
(昨夜の現場にいた)一同、爆笑でした。
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